「ライオン・キング」★★★ [映画日記]
観ましたヨ、「ライオン・キング」だか「おいらん・キング」だか何だか言う映画!
1994年の同名ディズニーアニメを、高密度なCGで完全リメイクしております。
コンピューターで復活させたんですよ、令和らしく!
ジョン・ファヴロー監督の前作「ジャングル・ブック」に似た作風で、動物王国を表現したリアルなCG映像が圧巻。
風に吹かれるライオンの毛並みもフッサ〜と自然。
まるで浅野温子さんのワンレンみたいにフッサ〜ですよ!
メインで活躍する動物は当然ですが、チラッとしか出てこない虫とかカメレオンまで超リアルなCGで再現。
手間ヒマかけてます。
夜なべしてます、スタッフ!
鑑賞中は、まるで本物みたいな映像に釘付け状態。
これは、おカネを払って観る価値のある映像ですよ。
「スゴイな、最近のメカは」と思いました。
そんな、本物みたいな動物たちが繰り広げるドラマの随所で、ミュージカル・シーンが挿入されますよ。
お歌のコーナーですよ!
本物みたいに無表情な動物たちが突然、陽気に歌い出す…これはオリジナルのアニメ版には無かったシュールな世界観。
変な気分になりました、夢でも見てるみたいな!
まるでアニマル・ナイトメアでした!!
幼いライオン、シンバが悲劇を乗り越えて成長する物語。
まずは、子供時代のシンバが、姿も動きもかわいいです。
普通にネコ科ですから!
普通にネコ動画なんですよ!!
字幕版で観たのですが、シンバを演じた子役の歌唱力も高かったです。
お歌を聴きながら、「うまいねアンタ。稼げるね」と思いました。
割と子供時代の比重が大きかったと思います。
大人になったシンバは、かわいくなくなりますからな〜。
動物王国でライオンの種族は、メスが多いんですね〜。
まるで「女だらけの水泳大会」ですよ!
リアルなCGは素晴らしいのですが、あんまりリアルだから、キャラの描き分けは難しそう。
ライオンのメス集団を見て、どれが女王サラビで、どれが生娘ナラなのかサッパリ…。
女性の年齢を感じさせない世界なんですよ!
額に「女王」「生娘」と書いといてほしかったです!!
悪役ライオンのスカーはダークで、アラン・リックマンみたいな感じ。
ライオン・リックマンですよ!
スカーの姿は、ちょっと汚れた感じで、一目で「不良」と判別がつきました。
毛ヅヤもよくありませんでしたしね。
「洗い流さないタイプのトリートメント剤を使ってみたら?お試しあれ!」…と思いました。
昔、オリジナル版のアニメを観たのですが、話はすっかり忘れておりました。
今回、改めて「ライオン・キング」の物語を楽しんだのですがね〜。
キャラクターも少ないし、なんかシンプル。
簡単な話!
だからこそ、お子様客にも受け入れられるのでしょうね。
「話は、こんなもんか〜」と思って帰宅後、YouTubeで歌唱部分の動画を再生しているうちに、心がジワジワと盛り上がってきましたよ。
映像、物語、歌唱、なんか全てのバランスがおかしいけれど、独自の魅力がある作品に仕上がりました。
映画館に行った時間に吹き替えしかやってなかったんですが、字幕で見たかった〜。
ビヨンセが目玉なのに…
悔しまぎれに、私も帰宅後YouTubeで挿入歌を再生しまくりました(笑)
by ヤシ (2020-03-31 20:47)
ヤシさん。
吹き替え版しか上映していない時ってありますよね〜。「ライオン・キング」の場合、子役の吹き替えソングも上手でしたよね。でも言われてみれば、確かに歌の目玉はビヨンセだったから、その歌だけはビヨンセ本人で行ってほしいところですね。ビヨンセに日本語で歌っていただきたいところです。(←無理)
by のむら (2020-03-31 21:28)