「さよならくちびる」★★★ [映画日記]
TOHOシネマズ利用者特典「1カ月フリーパス」を利用し、普段は観る機会の少ない映画に出会っている毎日。
トクしたいんですよ、1円でも一銭でも!(←ドケチかい)
今回は、門脇麦ちゃんと小松菜奈ちゃんの共演作。
女子2人が音楽ユニットを組んでライブ活動をしているという設定の、ちょっぴり切ない味わいの作品を選択〜。
本編では、隠し味の同性愛要素が良い感じに効いています。
ときどきツンと香りますよ、おネギの香りみたいに!
ライトな「百合もの」という感じが特徴の作品でした。
門脇麦ちゃんの役名が「ハル」、小松菜奈ちゃんの役名が「レオ」で、ユニット名が「ハルレオ」なのですが。
2人ともアコースティック・ギターをかき鳴らしての、弾き語りスタイル。
フォーク調の楽曲に懐かしさがあってキュンときます。
これがエレクトロのダンス・デュオだったとしたら、あまりキュンとこなかったかもしれません。
曲調って大事ですね。
劇中では「ハルレオ」の楽曲がリピート状態。
同じ曲をなんべんも、なんべんも!
ワテらの脳に刷り込んでくんの!!
キラーチューンの「さよならくちびる」なんて、最後はフルコーラスで披露。
ラストまで観ると、何曲かは覚えてしまって、ちょっと歌えてしまう状態に。
脳が仕上がってしまったんですよ!
そんな曲はもちろん、街角や、食堂や、ライブハウスの楽屋などの風景からは、孤独感がにじみ出ています。
寂しい感じがたまりませんでした。
物語のラストは「ああ、なんだ。そうなるの。へ〜」という感じで、割とサッパリ。
軽めに済ませたわな、忙しいときの昼食みたいに!
お蕎麦で済ませたようなもんですよ!!
門脇麦ちゃん歌いっぷりが様になっていてビックリしました。
本物のミュージシャンのような佇まい。
小松菜奈ちゃんも、歌も演奏も、ものすごくがんばっていて悪くなかったです。
門脇麦ちゃんは、見た目は地味なのですが、どういうわけか存在感バッチリ。
重みも凄みも出せるし、実力派だな〜、と思いました。
気分屋でトラブルメーカーという役の小松菜奈ちゃんもハマっています。
前から思っていたのですが、小松菜奈ちゃんって、わずかにレア・セドゥっぽいというか〜。
ちょいセドゥというか〜!
わずかにフランスっぽい香りがあると思う〜。
パリっ子味の女優ですよ、岸恵子さんみたいな!
そんな妖艶さが生かされていたと思います。
明らかに門脇麦ちゃんの方が主人公なのですが、どういうわけか、キャスト名の並びは小松菜奈ちゃんの方が先なんですね。
事務所のお力でしょうか?
圧なんでしょうか?!
2人のユニット間に、マネージャー兼バックバンドとして「ハルレオ」をサポートするイケメンが入ってくるんですよね〜。
イケメンが食い込んでくるんですよ!
やがてユニット内・三角関係に発展〜!!
イケメン役を演じているのが成田凌くんなのですが。
成田凌くんには一切期待もしていませんでしたが、これがすごく上手かったです。
「昔はモテていたバンドマンだけど、いろいろあって、今は地味に暮らしている大人のイケメン」という感じがよく出ていました。
お若いはずだけど、どこか枯れた感じが良かったです。
普段は観る機会の少ない邦画ですが、たまに観ると、日本の若手俳優が有望であることに気付きますね。
みんな、これから稼げぎなよ〜!
馬車馬みたいに、がんばんなね!!
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