「アガサ・クリスティー ねじれた家」★★★ [映画日記]
*ネタバレはありません。
アガ子先生が原作の殺人ミステリーですけども。(←アガサ・クリスティー)
初めて聞いたタイトルですよ「ねじれた家」。
アガ子先生って、こんなお話も書いてたんですね〜。
手広くやってんネ!
舞台になった豪邸の床が歪んでいる話なのかと思いましたけども。
床にビー玉を置いたら、勝手に転がってしまう物件なのかと思ってましたけども違——う!
問題ございません、建て付けは!!
豪邸に住んでいる人々が対立し合い、ねじれた関係だから「ねじれた家」なのかもしれません。
大おばさま役はグレン・クローズですよ。
屋敷の真ん中に大物女優がドーーン!
その周辺人物を、二軍の女優が固めております。
殺された主人の後妻役は、クリスティナ・ヘンドリックスというお色気ムンムン要員。
舞台女優役はジリアン・アンダーソンで、化粧品会社に勤務する女性役が、実生活ではマーティン・フリーマンの元嫁アマンダ・アビントンでした。
中堅どころのテレビ女優が大集合〜!
名探偵ポアロは出てこないタイプのミステリー劇ですけども。
ポアロの代わりに、若いイケメン探偵チャールズが事件を捜査しておりました。
な〜んか、ちょっとモテとるしな。
邦題は「モテ探偵」でもいいくらい!
チャールズ役を演じているのは、映画「天才作家の妻 40年目の真実」ではグレン・クローズの息子役で、実生活ではジェレミー・アイアンズの次男だというマックス・アイアンズでした。
二世様ですよ血統書付き!
今回のマックス・アイアンズは、大きな役に抜擢されたもんだわな。
見事に出世しましたよ、アイアンズ家のご子息も!
果たして「ねじれた家」のご主人を殺した者は誰なのか、という物語なのですが。
アガ子先生が描く世界特有の、下世話な面白さや人情味があって、真犯人も意外な人物でしたけどもね〜。
事件の真相が判明したときは「あんれま、そうなんだ〜」と、驚きも冷静に。
軽い口当たりの娯楽作になりました。
アガ子先生のお話って、大抵そんな感じですけどもね〜。
グレン・クローズが、まさかのサッパリ味なんですよね〜。
ポン酢味ですよ!
できれば、鬼の形相のグレン・クローズが、ジリアン・アンダーソンを罵りながらビンタする、くらいのドロドロ場面を観てみたかったです。
私も観ました!確かにあっさり味で、ドロドロも怖さも足りなかったです。犯人がわかった時は「ふーん」と思いました☆
マックス・アイアンズ…のむらさんのイラストの通り、眉間のシワが。目元が暗いんですよね。イケメンといえなくもないですが、露骨に親の七光りで主役という感じが、より映画をつまらなくした気がします。
by M (2019-04-24 11:36)
Mさん。
観たんですね!マックス・アイアンズは、演技力があるか無いかで言えば「無い」ので、今回の大役には合ってなかったかもしれませんね。話の途中で、女性とダンスする場面がありましたけど、どこか渋々な感じがしましたし。「七光り」が作品の足を引っ張ってしまいましたね。「天才作家の妻 40年目の真実」での暗い役は、まあまあ良かったのにねぇ。
by のむら (2019-04-24 23:43)