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「恐怖の報酬 オリジナル完全版」★★★ [映画日記]

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「恐怖の報酬」ですよ「恐怖の報酬」。


「今日、フの味噌汁」じゃありませんから!


監督は「エクソシスト」のドキンちゃん!!(←ウィリアム・フリードキン)


ドキンちゃんが手がけた1977年の作品ですけども。

どういうわけか、2018年になってリマスター上映~。


なんで?


仕掛けてるのかな、トレンド!


到来してるのかもよ報酬ブーム!!(←到来してませんか)


今回、映像の解像度は2K程度ということで、それほど美麗なものではありませんでしたけども。

ちょっと荒い映像の方が、昔の映画は映えるので、この程度で良いと思います。


物語は、よく分かりませんでしたけども。(←分からんかったんかい)


ジャンルはシチュエーション・スリラーなのだと思います。

キーアイテムは爆弾。


火薬ですよ!


劇中では、威勢の良い爆発シーンが多いのですが。

地味な火薬ネタもございます。


豆知識ですよ!


ダイナマイトが入った小箱を置いたままにしておくと、底に汁が溜まるんですって。


搾り汁ですよ!


だから、ときどき小箱はひっくり返さなければいけないんですって。


置きっぱ厳禁なんですよ!


そのお汁の正体は、ニトログリセリンなんですって。


ちょっと振動を与えるだけで大爆発するというデンジャラス・ジュースなんですよ!


小箱を移動させるのも大変なのに、なんとお汁が染みた小箱をトラックに積んで、南米の悪路を走らなければならなくなるという展開に。


トラックの走る場所が、まー見事なジャングル。

雨も風も強くて、車体が結構揺れてます。


アンタそれ、もう、とっくに爆発してるよね?!・・・と思ったのですが、それは言ってはいけないのかもしれません。


そんなことを言ったら、話が終わっちゃいますからな!


劇中では、なんとか持ちこたえてるトラックですけども。

トラックがボロッボロのつり橋を渡ったりする場面は、車体も傾いて危機一髪。


今思えば、ボロッボロのつり橋シーンが、最大の見せ場だったと思います。


たいがい、映画の中でボロッボロのつり橋が出てきたら見せ場になるものですしね。


簡単にピンチ感を出せる便利なアイテムなのでしょうね、ボロッボロのつり橋は!(←つり橋つり橋って、しつこいですか)


当時はCG映像なんて無いから、全部、本物を撮影してるんですよね~。

臨場感バッチリで、よく出来た場面でした。


幅が狭すぎる道では、脱輪ギリギリ。


日常の車社会でもそうですが、なんなんでしょうね~、脱輪ギリギリのハラハラ感。


例えるなら、車庫入れハラハラ感ですよ!


「オーライ、オーライ、ストーップ!」とナビしたくなる、共感できる名ヤイヤ・シーンでした。



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わに

ほぉ、ほぉ。オバサンは昔、TVのなんちゃら劇場で見た覚えがありますよ。なぜか、野村さんの文章が、淀川長治さんの声で再生されてしまいましたよ。

浜村淳さんにしたり、淀川長治さんにしたり、ついノスタルジーに付き合わせてしまってすみません。

いつも楽しませております。ありがとうございます。
by わに (2018-12-23 02:20) 

BOND

っとにロイ・シャイダーって人は、サメに命狙われたり、味方のヘリに命狙われたり、下手こいたら即死状態でニトロ運んだり、命ぎりぎりの役が多いですね。「生死境目俳優」ですな。

僕も子供の頃のなんちゃら劇場で観て以来になります。確かニトロの液体が付いた手を払うと、地面に落下した液体がボン!て爆発するシーンがありましたよね。ニトロの恐怖を一発で理解させる名シーンだと思います。
by BOND (2018-12-23 10:00) 

のむら

わにさん。
淀川長治さんの声で再生していただき光栄です!昔、テレビでも放送されてたんですね。僕は、この映画のことを、ついこの間知ったばかりなのですが、わにさんのようにすでに観ている人が多くてビックリしています〜。

BONDさん。
手についたニトロ汁を払って爆発。こわいですね〜。手についた残り汁が心配になりました。お水にそ〜っとつけて、ゆっくり洗わないと、手ごと爆発しちゃいそう〜。ロイ・シャイダーは、デフォルトで顔が「ピンチ顔」なところが良いのでしょうね。生まれついての「生死境目俳優」なのかも〜。
by のむら (2018-12-23 16:13) 

ネスカフェ

のむらさん

見ていただけたのですね(^^)嬉しいです。この映画ですが、ニトロ運ぶまでの下り、各キャラたちの転落人生と、その後の南米での底なし生活が意外と怖いんですよね。そこから逃れる蜘蛛の糸がまたニトロ運送という構成は実にお見事だと思います。

映画の内容や公開までの経緯については公式サイトに詳しいですよ(^^)。権利関係がゴタゴタしていて、2010年代にはいってようやく完全な形で映画が上映できるようになり、その完成度から各国で大絶賛、日本での公開も待望されるもこれも権利関係のゴタゴタから難航し、ようやくキングレコードがドキンちゃんとアポをとってようやくという形のようですね。
http://sorcerer2018.com/

しかし、製作時は映画と同様、地獄の沙汰のようだったみたいですね。公開時も散々だったみたいですが、監督のドキンちゃんだけが生き残って、その後栄光を得たという展開はこの映画を地でいく展開ですね。
by ネスカフェ (2018-12-30 00:33) 

のむら

ネスカフェさん。
おかげさまで、滑り込みで観ることができました!けっこう、まあまあお客さんが入っていてビックリしました。みんな注目していた作品だったんですね〜。公式サイトに載っている裏話がゴタゴタしていてスゴイですね。おっしゃるとおり、映画のストーリーを地でいく感じで、ハタから見るぶんには面白いです。ドキンちゃんも頑張っていたんですね〜。
by のむら (2018-12-30 15:54) 

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