「チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛」★★★ [映画日記]
チューリップがフィーバーするからって、パチンコの映画じゃありませんから!
主題歌も「ひらけ!チューリップ」by間寛平じゃありませんから!!(←古いですか)
パチンコどころかアンタ、舞台は17世紀のオランダでした。
パチンコどころか時代劇!
全然知らなかったのですが、当時のオランダではチューリップって貴重だったんですね~。
劇中では、チューリップの球根が高値で取り引きされていてビックリ。
まるで金ですよ、延べ棒!
メインキャラクターは、カネ持ち中年男性と、彼と再婚した若い美女。
幼妻ですよ!
しかし子宝には恵まれていない夫婦、という設定から始まる物語。
ああ、しょっちゅう抱いてる、っていうのに~!
そんな夫妻の間に、イケメン画家が割り込んで三角関係に発展。
同時に幼妻は、おそるべき妊活を思いつく、という展開です。
ものすご~く重厚なフンイキで始まる作品ですけども、内容は軽いです。
食堂でハムカツが出てくるのを待っていたら、サッパリといただける漬物が出てきた、みたいな感じ。
たくわんが出てきた感じですよ!
キャラクターの髪型もイマドキだし、時代劇にしてはカジュアルな作風でした。
幼妻と画家のラブも唐突~。
幼妻に、「アンタいつから画家を好いていた?!いつから抱かれたがっていた?!」・・・と思くらい突然でした。
恋の表現に繊細さは無いんですよね~、バタバタしていて楽しいといえば楽しいのですが。
幼妻がもくろむ作戦もいちいち雑で、「そんなミッションすぐバレる」と思ったものの、どういうわけか全然バレやしませんでした。
作戦に翻弄される人に対して「はよ作戦の意図に気づけ」とイライラするのと同時に、とっても気の毒な気持ちに。
作戦に翻弄された人が、かわいそすぎる~。
あの幼妻はカワイイふりして結構なタマ!
そんな感じで~、意外なくらいロマンチックな空気は無くて、運命に翻弄されまくるキャラクターたちの行く末が気になって、ラストシーンまでグイグイ引き付けられて観てしまう、というタイプの娯楽作でした。
海外ドラマみたいなもんですよ!
出演者は豪華すぎて度肝を抜かれたわい!!
夫婦役はクリストフ・ヴァルツとアリシア・ヴィキャンデル。
画家役はデイン・デハーンで、その他の共演はジュディ・デンチや、カーラ・デルヴィーニュ。
ドラマ「glee」のマシュー・モリソンが出ているかと思えば、「ハングオーバー!!」シリーズでのブレイク後は落ち目のザック・ガリフィナーキスまで出ています。
オスカー俳優のヴァルツとヴィキャンデルの共演作ということで「賞取り臭」が発生し、それにつられてスター俳優が集まってきたのかな。
寄ってきたのかな、ちょうちんに寄ってくるブヨみたいに!
アリシア・ヴィキャンデルは、こんな作品でも、しっかりとボインを出していて好感度大。
相変わらず出来る子です。
というか、出せる子!
「ヴァレリアン 千の惑星の救世主」でメインキャストだったデイン・デハーンとカーラ・デルヴィーニュが、今作でも共演~。
しかし、カーラ・デルヴィーニュの役が端役並み~。
役がちんまーーい!
娼婦っぽい設定で、出番は少ないものの「ちょいとお兄さん、いい男だね。今晩はアタイと遊んでいかないかい?抱いていかないかい?」みたいなハスッパ演技で魅了。
土屋アンナに似た魅力!
女優として落ちぶれたような、演技の幅を広げたような、微妙な成長を遂げておりました。
やっと観ました☆遅めのコメントですみません。あのいい加減な医師は「ナイトマネジャー」のコーキーですね。こき使われていましたが、最後、報酬が得られたのか心配になりました。gleeのシュースター先生ですが、なんと…どこに出ているかわかりませんでした。
豪華出演者のキレイなメロドラマ(もしかしてコメディ?)でなかなか楽しかったです。
by お名前(必須) (2018-11-02 18:54)
あのお医者、「ナイトマネジャー」のコーキーですか!今回は、軽いお笑い担当でしたよね、シモネタの。シュースター先生に気づかなかったとは、まー仕方ないです!デインデハーンの友人役でしたが、元はハリー・スタイルズにオファーが行ったそうですよ。シュースター先生、けっこう若い役をもらったんですね〜。
by のむら (2018-11-02 22:54)
ごめんなさい!Mでした
by M (2018-11-03 00:51)
Mさんでしたか〜!
by のむら (2018-11-03 18:10)