「クレイジー・リッチ！」★★★☆ [映画日記]
＊ネタバレはありません。
主要キャストは全員アジア人俳優でありながら、全米で興行１位を獲得したという話題作ですよ。
てっぺん取ったわい、黄色人種が！
確かにオモロかった～。
ときどき笑えますしね。
舞台はシンガポール。
しかも上流社会のお話ですよ、富豪さま！
富豪の御曹司ニックと、庶民の娘レイチェルの恋物語で、簡単に言えばシンデレラ・ストーリーでした。
まずは名前がニックとレイチェルというのが米国風味。
バタ臭いお名前！
言語は英語だし、レイチェルは生まれも育ちも米国という設定だし、割と生粋の米国人客もスッと入っていける仕掛けになってました。
シンガポールの屋台で食べるお食事が美味しそう～。
ヨダレが出たわい甘辛そうで！
富裕層の暮らしっぷりも相当ゴージャス。
香港版VOGUEから取材を受けるシンガポールのセレブリティ。
「なんだVOGUEといっても香港版か。米国版じゃなきゃ意味ないんだよ！」みたいな文句も楽しいです。
ファッションもハイブランドが多くて、アジアン・スタイリッシュ感バツグン。
旅客機のファーストクラスに乗り込む場面にもビックリ。
エッ、飛行機の中にベットがあんの？！
寝込めんの？！
ボクちゃんが一生拝むことはない風景でした。
カネ持ちの結婚式も、趣向を凝らしてあってド派手～。
アジア俳優メインの映画で、ここまでキラキラしたものは珍しいかも～。
完全に女子向けの作風なのですが、ヒロインのレイチェル役女優が残念ながらちょいブス！
そんでペチャパイ！！
クライマックスでのシデレラ風ドレス姿もドン臭かったですけども。
レイチェル自身は、努力して出世した知性派。
考え方も、お高くとまってバカみたいなセレブリティとは全く違って理性的。
観客はみんな、レイチェルを応援してしまうんですよね～。
みんなレイチェルのことが大好きになるですよ、ちょいブスでペチャパイでも！
この女優さんは良い役をもらったと思います。
「クレイジー・リッチ！」で有名になったクレイジー女優ですよ！
そんなレイチェルを豪邸で待つボーイフレンドの母役がヨー子！！（←ミシェル・ヨー）
カネ持ち夫人っぽさを出していて、さすがの貫禄～。
キレイに背筋が伸びてんだよね、武道をやってたから。
カンフーババアですからな！
ヒロインから見れば「姑」的存在のヨー子。
ヨー子さんも、そんな役をやるようになったですね～野際陽子的な！
ヨー子さんの義母役は、アジアのメリル・ストリープ的な存在感の女優さんでしたけども。
レイチェル、ヨー子、アジアのメリル・ストリープともに、心の奥底にドス黒い部分があるところが素晴らしいです。
だからこそ、甘すぎない「おんな映画」に仕上がっているのだと思います。
レイチェルのお相手ニックは、どこかフワーッとしていて「あーカネ持ちのボンボンだわな」と、ちょっとイライラしました。
長嶋一茂とか海老蔵とかのノリですよ！
ラスト以降のお話が気になりました。
悪い方向にしか転ばない気が･･･。
続編はきっとあるから、楽しみに待ちたいと思います。
ちょいブスですか～！私は水野真紀さん（議員と結婚したほうです）にうっすら似た、地味めの美人と思いましたが…。ニックのボンボンっぷりは、言われてみればカズシゲっぽかったですね。
1100円（1日）ならまぁいいか、と観ましたが（セコい）いやいや結構面白かったです！お話がリッチ過ぎてもはや羨ましいとも思わない、ファンタジーの世界でした～♪
by M (2018-10-02 16:35)
Mさん。
観たんですね1100円で！地味めの美人・・それでもいいと思います！水野真紀さんにうっすら似ている、とは、今回のアジア女優が聞いたら喜ぶんじゃないかな。あそこまでリッチすぎるとリアリティ無いですよね〜。自宅がもはやリゾートホテルでした。ちょっとしたリゾート貴族でした！
by のむら (2018-10-02 23:09)
母親と見に行って来ました。団塊の世代も大満足の作品でしたよ！母、泣いてたし。（最後の指輪で）
ちょいブスの主人公役の子はこの後どう活躍するのかちょい疑問だけど、オーシャンズ８にも出てたオークワフィナさんは、これからのアジア枠で活躍して行くんだろーな！と思いました。見てて元気になる子だし。
ヨー子さんは最後までかっこよくて良かったです。
by それいゆ (2018-10-11 00:17)
それいゆさん。
お母さんと観てきたんですね！母子で観るにはいい作品ですよね。ヨー子さんの指輪場面でお母さんが泣いてしまうのも、なんか分かる気がします。あの金髪の子、オーシャンズの一員なんですよね！観ている間は全く気づきませんでした。あの子は米国でもやっていけそう〜。米国ウケするサッパリ感がありますよね〜。
by のむら (2018-10-11 20:08)
「クレイジー・リッチ！」で一番笑ったのは
最後の飛行機の中の指輪場面で、
主人公の後ろにいて、驚いた顔をしている
関西風味の外見した短髪のオバちゃんでした。
きっと自分もあんな顔して映画見てるんだろうなぁ、と。
あと、ケン・チョンってなんであんなに胡散臭いアジア人役が
うまいんでしょうね。邪悪だけど愛嬌もなんとなくあって。
ゴラムっぽいというか。嫌いになれない感じ。
by まかれな (2018-10-12 11:51)
まかれなさん。
ラストの旅客機内は、背景の人たちが良い仕事をしてましたね。そして、ファーストクラスを見たあとだと、一般席がものすごく庶民くさかったです。ケン・チョンが出てきた瞬間から、たとえセリフがない場面でも、いるだけでニヤニヤしてしまうんですよね〜。ものすごい才能だと思います。
by のむら (2018-10-12 22:12)
うーん。御曹司に見染められるヒロインが、ブスでスタイルも悪いって、演出の意図としては、彼が彼女の性格や知性を本当に愛しているという事を意味しているのでしょうけど、それにしては、その彼女の素晴らしい内面が分かるようなエピソードが少なすぎで、何でこの男性はこの程度の女性にそんなに拘るんだろう。お母さんの言っていることも尤もだよ。もっと家柄も良くて美しくて皆がハッピーになれる相手はいると思うよという感想が最初から最後までずーっと頭から離れませんでした。内容も薄っぺらくてテレビドラマで充分。しかも実際の豪邸はマレーシアで撮影しているし。色々微妙でした。
by クレイジー (2019-01-04 17:08)
クレイジーさん。
この作品、白人から見た、ざっくりしたアジアイメージが全体を貫いていたと思います。きっと、白人の目にはヒロインもステキに見えていたのかもしれませんね。日本でもヒットしてほしかったから残念です！続編もあると思いますが、白人客になったつもりで観ようと思います。
by のむら (2019-01-05 00:57)