「女は二度決断する」★★★☆ [映画日記]
*ネタバレはありません。
主演は美人女優のダイアン・クルーガーですよ。
ええ、好きな女優ですお察しの通り!
ただの美人女優では終わらないクルーガー。
お飾り女優は卒業!
40代に突入したクルーガーが、ついに今回の作品で本気を出しました。
勝負に出てんの、バクチですよ!
ドイツで暮らす子持ちの主婦を演じたクルーガー。
バッサバサで、ガッサガサの生活感を出してきた。
とんでもねぇ悲劇を味わい、ボロッボロになるクルーガー。
姑からも、心を打ち砕く嫌味を言われてズッタズタ!
「なんだとババア!」と、言い返すこともできなくらいに打ちひしがれてボロ雑巾!!
今回のクルーガーの演技は最高でした。
ちょっと、「ちっちゃいジェシカ・ラング」みたいな感じ。
「かわいいジェシカ・ラング」ですよ!(←ジェシカに失礼)
ボクちゃんの心の中には「注目しておくべき女優リスト」があるのですが。
ついにクルーガーがリスト入り。
書き込みましたよ、心の帳面に!
ヨゴレた演技はするけれど、基本的に美人のクルーガー。
ああ、美貌って隠せないものですね、どんなに泥水かぶっても!
やっぱりアンタは宝石の原石。
オパールの原石ですよ!(←宝石ランクが微妙ですか)
細身のパンツを穿いている場面では、足の長さと細さが強調されるクルーガー。
スタイル抜群、すごいコンパスの持ち主!(←死語)
「きれいなねえちゃんやな~」と思いながら観ておりました。
ジャンルは、犯罪捜査から裁判劇に発展するサスペンス。
グイグイと観客の興味を引きつづけて、意外なほど観やすいです。
裁判場面では、クルーガーをいじめる弁護士の感じが悪かった~。
揚げ足取りのプロ~!
他のドラマや映画でも弁護士ってよく出てきますけど、大抵が正義の味方。
立場によっては、弁護士も悪役に見えるんだな~、と改めて思いました。
「女は二度決断する」というタイトルの通り、言われてみれば主人公は二度決断してました。
おかずにするお豆腐を、木綿にするか絹ごしにするか・・・そんなレベルのヤワな決断じゃナーイ!
どえらい決断を下す場面が衝撃的でした。
観ている間はスリリングな娯楽作だと思っていたのですが、ラストシーンを観終わった瞬間「これって、社会派ドラマだったんだ」と気付きました。
物語の中で、爆弾テロ、信仰、偏見などが扱われていたんですよね~。
とくに、「テロが世や人に何をもたらすか」ということが、うまいこと描かれておりました。
このようなメッセージ性を持つ作品は、娯楽要素があった方がいいと思います。
そうしないと、子どもから大人まで、多くの人が興味を持って観ませんしね。
娯楽という名のエサですよ、撒き餌~!
2018-04-20 00:10
nice!(8)
コメント(4)
オパールの原石(笑)美人なのに確かにガッサガサでボロッボロでしたね☆
被告のパパがいい人でちょっとホッコリしました(この映画でホッコリ!?)
私ものむらさんと同じく、メッセージ性と娯楽性について考えていましたが、残念ながら私にはいまひとつな作品でした~。
by M (2018-04-20 20:37)
Mさん。
観たんですね!被告のパパ、あんまりいい人だったので、僕は「この人、真犯人!」と信じて疑いませんでした。「近くに来たらコーヒーでも飲みに家に寄ってください」っていうパパのセリフに、僕もほっこりしましたよ、こんな映画で〜!
by のむら (2018-04-20 22:50)
ダイアン・クルーガーですか~。ボサボサのガサガサのボロボロでも綺麗ですね。良い悪いで言ったら良い方かな。良いヨゴレ方のような気がします。
わたしのむらさんの女性の好み支持しますよ~。結構猛女趣味ですよね。
by sakaya (2018-04-21 10:42)
sakayaさん。
ヨゴレてもヨゴレきらない、良いヨゴレの女優だと思います。僕が好きな女優は、プロ意識が高くて観客を楽しまるなら何でもしてくれるタイプ。ダイアン・クルーガーも今後はそんなタイプの女優になってくれることを期待しています。
by のむら (2018-04-21 17:21)