SSブログ

「バリー・シール/アメリカをはめた男」★★★☆ [映画日記]

AmericanMade.gif


トム・クルーズが、麻薬の運び屋バリー・シール役を演じております。


配達屋ですよ、配送業者。


指定した時間に持ってきてくれるんですよ、クロネコヤマトの宅急便みたいに!


犯罪者役ということで、トムが新たな演技の引き出しを見せつけておりました。


何段あんのさ、アンタの引き出し!


今回は、トムの持ち味「スター・スマイル」を、チャラい微笑みに転換。

妙にイケメン、妙に稼いでいる胡散臭い役がハマってる~。


初めて見たわい、こんなアンタ!


トムのチャーミングな部分も生きてるところが良かったです。


まずは、旅客機のパイロットとして登場する主人公バリー・シール。

制服が似合いすぎています。


制服萌えですよ!


演じているトムは世界的な大スターですが、「こういうイケメン・パイロット、本当にいるかも」と思った時点で、すでにキャスティングは大成功~。

トムを庶民に見せることって難しいと思うのですが、この作品では成功していたと思います。


バリー・シールがパイロットを辞めてから、銃器やドラッグを自家用飛行機で密輸することになる展開。

その儲けっぷりがスゴイです。


お家の中には、しまう場所がないくらい札束がギュウギュウ。

仕方ないから、余った札束はバッグに入れて、お庭に埋めておりました。


必要なときは掘り出すんですよ、芋みたいに!


そのお札、2~3枚でいいからちょうだい!!


・・・と手のひらを差し出したくなりました。


「ギブミー」ですよ!(←プライドなし)


バリー・シールが追っ手から逃れるときは、自分を目撃した少年に「警察には黙っといて」と札束を手渡しました。


口封じに札束ポーン!


ああボクちゃん。その時の少年になりたかったです。


「札束を手渡される」という夢ですよ、アメリカン・ドリーム!


バリー・シールの義弟がボンクラすぎて、観ながら笑ってしまいました。

見た目から、明らかに商売の障害になりそうな人材。


生まれついての足手まとい!


義弟を演じている男優さんも、ボンクラ風味をよく出しています。


天才的なボンクラ男優でした!(←ホメ言葉)


そんなバリー・シールの犯罪は、あらゆる組織に関わっていて複雑。

ゆえに、バリー・シールは数奇な運命をたどることになるんですよね~。

これが実話というのがビックリです。


実在の犯罪者を描いた映画ですが、トムが演じるとポップで観やすいですよ。


ボクちゃん、この映画を観たときは疲れていて「鑑賞中に寝るかも。バタンキューかも。(←死語)」と思いましたけど。


話が面白くて、最初から最後まで、完全に開ききってましたよ瞳孔!(←逆に心配)


監督は「ボーン・アイデンティティー」などの人。


ダグ・リーマンだか、サボリーマンだか言うお方!(←ダグ・リーマンです)


作品の舞台は1980年頃なのですが、当時の空気感もよく出していて、「ダグ・リーマンも、こんな粋な演出ができるのか」と感心しました。

とくに、バリー・シールが自家用飛行機を操縦しながら嫁を抱く場面とかが、ナイスな演出。


「飛び抱き」という、新たな「抱きジャンル」も提案しておりました。



バリー・シール  アメリカをはめた男

バリー・シール アメリカをはめた男

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Rambling RECORDS
  • 発売日: 2017/10/18
  • メディア: CD

nice!(6)  コメント(16) 
共通テーマ:映画

nice! 6

コメント 16

内幸町

のむらさん。
私も観に行きました。
TOHOシネマズ日本橋の大きなスクリーンでトムを観ました。
奥さんも大きなお腹で急に引越しさせられたり大変ですね。
奥さんの弟がどうしようもない人で笑いました。
弟って結局邪魔になっちゃったんですね。
他のパイロットとかどうしたんだろう。。
地面にお金を埋めたりしていたけどお金は、どうなったのかな?
南米の国がよくわからなくて家に帰って地図を観ました。
最後、奥さんがレジをしていて腕にダイアモンドのブレスレット?してましたけど最後続きの画像とか出ましたか?私は、烏龍茶を飲みすぎてトイレにダッシュしたので気になりながらそのまま帰っちゃいました。コレドの1Fで大学芋買って帰らなきゃって思って。
https://www.youtube.com/watch?v=GX8EU9MeyJw
by 内幸町 (2017-10-30 21:01) 

のむら

内幸町さん。
観たんですね!最後、続きの画像は無かったと思います。帰宅してから、バリーシール本人の写真を探して見ましたが、どことなくトムぽくて「なるほど」と思いました。コレドの大学芋、いつも帰るときに気になってました!そんなにおいしいのかな。いつか買って帰りたいです。
by のむら (2017-10-31 00:11) 

内幸町

のむらさん。
コレドの大学芋とてもおいしかったです。
大学芋のお店で売ってるソフトもおいしかったです!
今度食べてみて下さいね!
今日は、女神の見えざる手を観てきました。

by 内幸町 (2017-10-31 21:45) 

のむら

内幸町さん。
ソフトクリームも売ってるの?!あの店は場所もいいし、きっと相当売れて稼いでいるでしょうね〜。「神の見えざる手」も観たいのですが、上映館が少なすぎて見逃しそう〜。
by のむら (2017-10-31 23:44) 

内幸町

のむらさん。
はい。大学芋のお店ソフトクリームもあって美味しいです。
ソフトクリームは、いつもミックスを食べます。
ぜひ一度行ってみて下さいね。
女神の見えざる手を観ました。面白かったですよ。
東京国際映画祭は、行かれましたか?
わたしは、マウンテン・ミラクルとハウス・オブ・トゥモローを観に行きました。
by 内幸町 (2017-11-03 23:13) 

のむら

内幸町さん。
芋の店、よく利用されていたんですね〜。僕はさつまいもが大好物なので、今度ソフトクリームも注文してみます。そして、東京国際映画祭までチェックされてるとは、さすがです。僕も、いっぺんくらいは映画祭を体験してみたいな。
by のむら (2017-11-04 14:46) 

ちびまま

折角凄すぎる題材なのに、グダグダ・リーマンのせいか、5分毎にドッカーン、ドッカーン大爆笑させてもいい所を中途半端でイマイチ爽快感が無い。同じ様な題材の「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」は、ご贔屓ウォーケン旦那の分を差し引いてもーまぁにどかな?詐欺犯ー知能犯だったせいかー上質な娯楽映画にしあがっていたのにねぇ、結構奥さん思いで子供たちもまともに育ってたみたいだし、特に豪遊してる風にも見えないし。文字通りゴミ化した札束にも大して羨ましさを感じないし。

なにより何~んも考えていないクルーズにちょっと慄然。理解不能だった、まだまだ義弟の方が人間らしいと思っちゃった。しかしやっぱりトム・クルーズは頭がカラッポな役がぴったりだと改めて思った。
by ちびまま (2017-11-04 18:47) 

ちびまま

何よりアメリカ人が誰よりも恐れるIRA国税局がではってこなのが不思議、大体は脱税で挙げられるはず。簡単に刑務所ぶちこむし。アル・カポネも残虐な犯罪さんざん冒したのに捕まったのは脱税じゃなかったっけ?

この頃はユルかった?
by ちびまま (2017-11-04 19:10) 

ネスカフェ

のむらさん

私も見てきましたよ(^^)実は劇場で手違いで一番端の席をとってしまい、かなり見にくかったです(^^)

見終わった後、本物のバリー・シールについて調べましたが、映画とは違ってこの人、相当のワルですね。映画以上にCIAと麻薬組織を手玉にとって相当あくどいことをしてたんじゃないでしょうか?終盤は止むに止まれてという感じでしたが、本人の映像を見る限りじゃ裏切る気満々みたいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=f9nWJQ5FuIE
(ドキュメンタリーの一部)
https://www.youtube.com/watch?v=jJym6U6Xccc
(終盤で出てきた作戦の様子。説明している男がバリー本人)

映画のバリー・シールはちょっと子供っぽい人でしたね。さっさと転職しちゃってそれを奥さんに隠してるし。お金放置しすぎて、家宅捜索受けた時、大慌てしてるし。スイス銀行に隠し口座とかその辺の対策は思いつかなかったんでしょうかね?まあその辺も含めて楽しめました(^^)


by ネスカフェ (2017-11-05 00:46) 

ちびまま

@ネスカフェさま
そうだったんですねぇ、「お主も悪よなぁ」の方がずっと信じられます。だって映画じゃハメたんじゃなくて、ただただ成り行きまかせでーって感じでイラっとしました。ダイヤモンドの下着作るとか(笑)延べ棒に変えるとか、あれだけの金があるんだから専用倉庫建てるとか出来たはずだけど。あの馬鹿さ加減を余裕で笑えるかどうかで好き嫌いが分かれるでしょうね。それにしても真面目に働き事の大切さを説き、貰えたはずの宝石や毛皮を棄てて、最後まで地道に働く事を選んだけなげな奥さんに涙がでましたよー あの母親なら子供たちもまともに育つでしょうね。
by ちびまま (2017-11-05 08:43) 

のむら

ちびままさん。
観たんですね!もしかしたらこの作品、ディカプリオの「ウルフオブウォールストリート」みたいなノリを狙ったのかもしれませんね。主人公も、「大金を転がす大人のボンクラ」みたいな似たようなテイストですしね。

ネスカフェさん。
ドキュメンタリー動画リンクをありがとうございます!いや〜、映画のバリーシールは相当イケメンに描かれてますね。実物もイケメンですが、太っていて悪そうですね〜。ホント、映画のバリーは、言われてみれば子供っぽい行動が目立ってましたそうでもしないと映画として面白くもありませんしね〜。
by のむら (2017-11-05 15:33) 

ネスカフェ

のむらさん、ちびままさん

実際と映画を対比したサイトがありました。それによると

・実際は3回の離婚歴がある。(あの奥さんは映画の脚色)
・政府の仕事は航空会社に入る前、軍にいた頃から。(50年代からキューバ関連の仕事をしていた)
・TWAを辞めたのは映画よりも前(規制緩和で価格競争が始まる前)
・1980年代は麻薬取締局で働いていた。麻薬王と知り合ったのはその後。
http://www.historyvshollywood.com/reelfaces/american-made/

という感じですかね。ま、実際のお話もそこそこ面白そうですが、やはり観客の好感を得るには、あの映画の脚色もありかなと思います。
by ネスカフェ (2017-11-06 00:06) 

のむら

ネスカフェさん。
比較サイトのリンクをありがとうございます!結構、おもしろく脚色されていたんですね、そりゃそうですけども。バリーが死んだところの写真もあってビックリです。なにげに、バリーの着ていたオレンジ色のシャツは映画でも採用していて、細かいところをがんばっていたみたいですね。
by のむら (2017-11-06 00:19) 

ちびまま

ネスカフェさま
いやぁ、ここまで徹底的に比較している人がいるとは!こっちの方がドキュメンタリーにしたら面白そうですね!リアル間違いさがしっーって多すぎるじゃん!(笑)オズワルドにあったとかーどんなシチュエーションで会ったんかいーとか監督の親父が法律家でコントラ事件の捜査にかかわってたとかー

折角のハイライト爆笑場面、少年札束事件がフィクションなのは残念だけど、考えtてみれば少年が証言しないかぎりバレないしって、結構律儀に「黙ってた」のかね(笑)

膨大な事件資料から脚色した脚色家を褒めたいけど、予算上無名の俳優ばっかで、事実内容に較べて地味ーな仕上がりになっちゃってましたね。
by ちびまま (2017-11-06 11:27) 

ネスカフェ

のむらさん、ちびままさん

そういえば、バリーを摘発する検事役で「glee」のエマ先生ことジェイマ・メイズが出てましたね。これまでのおっとりした感じとは違ってエネルギッシュな切れ者という感じで、「こんな役もできるんだ」と感心しました。チョイ役とはいえ、仕事を広げるのにはばっちりだったんじゃないでしょうかね。
https://www.youtube.com/watch?v=gfiths9vMCg
by ネスカフェ (2017-11-07 00:11) 

のむら

ネスカフェさん。
そうそう、グリーのエマ先生が、映画であんな大役を得ていてビックリしました。チャキチャキした感じが監督の意図にピッタリだったのかな?!久々に顔を見ましたよね〜。
by のむら (2017-11-07 00:30) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。