「パトリオット・デイ」★★★☆ [映画日記]
主演はマー君!(←マーク・ウォールバーグ)
監督はピーター・バーグという、同じコンビで手がけた「ローン・サバイバー」「バーニング・オーシャン」に続いての、実話シリーズ3作目ですよ。
ついに3本も作り上げたわい。アン・ドゥ・トロワですよ!
今回の作品では、2013年のボストンマラソンを狙った爆破テロ事件と、犯人逮捕までを描いております。
実話三部作の中では、庶民が最も身近に感じる題材ということで、ボクちゃんも鑑賞中はとっても怖かった~。
ヒヤッとしたわい、背中にコンニャク当てられたみたいに!
マラソン大会の会場内で、テロリストがすぐそばにいる空気感にゾッ。
マラソン大会のスタート時に流れるカウントダウンすら不気味に聞こえて効果満点でした。
爆発事件後にどんな捜査が行われ、どんなふうに警察が犯人を追いつめたかは知らなかったのですが。
まー最近のFBIによる捜査は近代的ですな~。
犯人の姿とか、監視カメラに映ってるんですよね~。
カメラにグッジョブですよ。
カメラというか、キャメラに!
捜査状況がリアルっぽくて「さすが実話」と思いました。
逃げた犯人は凶暴~。
テロリストって死ぬ気マンマンなんですよね~。
窮地に陥ったら自作の爆弾をバンバン爆発させて、なんかもう手が付けられませんよティラノザウルス並みに!
犯人と警察が、こんな死闘を繰り広げていたとは・・・。
スピード解決する、この事件。
ノンフィクションでありながら、圧倒的なサスペンス・テイストで、「すごい。迫力満点」と唸ってしまいました。
監督も実話映画のまとめ方は手慣れたもの。
おまとめ上手!
まずは、事件に関わってしまった人が、どんな真摯な態度で、事件や被害者に向き合ったかを、丁寧にすくいあげていたと思います。
爆発で亡くなった子どもの遺体を、道路上でず~っと立ちっぱなしで見張っている警官とか。
地味だけど良いお仕事なさったんだな~、と、グッときました。
マー君とは全く絡まないキャラも数人いて、それぞれが別シチュエーションで事件と向き合うことになるあたりも、群集劇っぽくて、なんとも映画的でオツな味でした。
ある中国人男性には、ハラハラドキドキさせられました~。
やるもんだわな、あのちょっぴりブサイクな中国人男性!
主役のマー君を食う活躍をしておりました。
前2作の着地点は、被害者への追悼でしたけども。
今回は追悼もありながら、「テロは許さない」「愛国心」というアメリカ精神を打ち出し、家族愛や男女のラブ・ストーリー的な要素も組み込んで、サービス心が全方向に放射。
噴水みたいにプシャーーッ!
まさに実話三部作を締めくくるにふさわしい充実の出来映え。
「メッセージ性のある実話エンターテインメント」という、実話というジャンルに納まりきらない、別次元の完成度に到達。
もはや四次元の世界でした!
予告がおもろそうだったので
半年前から日本はまだか?まだか?
とまってました。
マークさん製作にも名前が入ってるんで
気合入るでしょうね(笑)
ジャンジャン儲けて
by aneurysm (2017-06-18 21:29)
aneurysmさん。
マークさん、どういうわけかこの監督をビジネスパートナーと決めたみたいな様子です。よっぽど気が合ったのでしょうね。マークは目立たないようで定期的にヒット作に出ているし、けっこう儲かってるはず。不良に見えてヤリ手ですね。
by のむら (2017-06-18 23:55)
トーキューシネマズの日に何の気なしにみましたが
住宅街の銃撃戦(しかも、家はどうみても木造)で
アメリカに住むのはムーリー!となりました。
日本人にはないメンタルやなと。
by stonkovic (2017-06-20 17:20)
stonkovicさん。
住宅街での銃撃戦、あれが実話ってスゴい国ですよね〜!ホント、あれは日本社会にはない世界観ですよね。僕もアメリカに住むのは無理ですよ、不安で眠れなさそう〜。
by のむら (2017-06-20 22:47)