「レヴェナント:蘇えりし者」★★★☆ [映画日記]
人を襲う熊がコワーイ。
野熊ですよ、野良熊!
質感と動きもリアルでビックリ。
本物にしか見えん。
見事なクオリティ・・・というか、クマリティ!
マクリマ・クマリティ!!
その熊は子熊を守るために必死。
鬼の形相で人をカジんの!
ああ、恐るべし母熊の愛!!
いや〜、もうタイトルは「クマナント」でいいんじゃないの〜?
「蘇えりし熊」でさ〜!
レオナルド・ディカプリオが演じるハンターが、トム・ハーディが演じるヤな男に復讐するという話。
ストーリーは単純でした。
そのかわり映像が複雑〜。
テレンス・マリック調の壮大な大自然を背景にして、「アンタ。コレ、どうやって撮影したの?」っていう縦横無尽なカメラワークに仰天。
カメラが馬に乗って走ったり、お水の中に入ったり、ワンカットふうの映像の中ににスンゴイ情報量。
手が込んでおります。
映像の作り方が野心的でした。
死にかけているディカプリオが山に残され、地べたを這いつくばって生き抜くというサバイバル表現も見物。
何でも食って生きるディカプリオ。
食いちぎったわい、生魚!
焼いて食べるとおいしいのに〜。
観ながら「少し炙んな」と思いました。
「炙り食い」を推奨ですよ!
基本的に、みんな肉食なんですよね〜。
途中、一匹狼のハンターが出てくるのですが。
なんとその人、猛牛一頭、1人食い!
アンタそれ、焼肉定食、何人前だね!?
うらやましかったです。
ボクちゃんにもいただきたかったです、大好物のハラミを一口!
しかしお野菜も一緒に食べないとね〜。
便通悪くなんよ!・・・とも思いました。
からっ風が吹きすさぶ、極寒の環境の中で、さばきたてのお肉や、したたり落ちる血の生暖かさが感じられるという、温感に訴えてくる演出。
ニクい演出でした、お肉だけに!
そこは「寒い大地」「狩猟」そして「生暖かい血と肉」という、野生味しか存在しない世界なんですよね〜。
余計な装飾は削ぎ落とされている。
いや〜ワイルドな生物映画でした。
若干、寒い表現が弱いかな、と思いましたけども。
誰も風邪をひいてないし〜。
もしボクちゃんが、あんな寒いところに行ったらば、5分で鼻汁出てくるわい。
一瞬で鼻ツララ完成ですよ!
その点、ディカプリオは髭ツララはあるものの、鼻ツララは出来ていませんでした。
鼻から直垂れのツララはナーイ!
しかしディカプリオは大熱演してますね〜。
そりゃあ、アカデミー賞もとりますよ。
「ガラスの仮面」の北島マヤ系の演技だと思います。
瞬発力がある、っていうか〜。
敵役のトム・ハーディも、ヤな奴の演技がハマりすぎていて、もうそういう人にしか見えませんでした。
マッドがマックス状態。
「怒られ」のデスロードまっしぐらでした。
サバイバル凄かったですね。
万が一の時のため、100円ライターを
いつもポケットに入れておかなければ!と思いました。
by aneurysm (2016-05-01 10:42)
aneurysmさん。
ホント、100円ライターってありがたいグッズだと思います。あれが「有る」と「無い」じゃ、えらい違い。できれば、カロリーメイトも2箱くらい常備しておきたいですね。
by のむら (2016-05-01 15:56)
熊のシーンにも度肝抜かれましたが、「馬の寝床」もすごくインパクトがありました。サバイバルのためなら何でもしちゃうんだなあ、と。
ディカプーのオスカーは納得でしたが、撮影監督のエマニュエル・ルベツキ氏のカメラワークもダントツなオスカー仕事でした。前にも書いていたらゴメンナサイなのですが、ルベツキ氏の長女さんは以前、娘のバレエ教室でのクラスメイトだったので、ルベツキさんにも何度か会ったことがあります。あんなダイナミックなカメラワークができるようにはとても見えない、小柄で線の細ーい方なんですよねえ。
by culvergirl (2016-05-02 02:29)
私も、川魚は焼かないと、と思いましたが、生で食いちぎるディカプリオは、まさに泥まんじゅうを食らうマヤにも見えました(笑)
by Kaetteyo (2016-05-02 11:43)
演技どうこうより、音楽と映像に度肝抜かれました。
終始おどろおどろしい気味の悪い音楽
それどうやって撮ってんだ、な映像
とどめに、壮大すぎるロケ
キャストもスタッフもまー大変だったと思いますよ。ディカプのオスカー
もこれなら納得ですわ。まあブラピ、ジョニデ、トムクルといった男前
俳優さんたちにはいい教科書になったんじゃないでしょうか。
by gorota@sj (2016-05-02 20:13)
culvergirlさん。
撮影監督の人、見事な仕事ぶりでしたね。なんとバレエ教室に来てたんですか!娘さんのバレエ教室は有名人だらけですね〜。馬の寝床もスゴかったですね。下準備がまたスゴかった〜。まー最悪、入るのは良いとして、出たあと体は洗いたいです!
Kaetteyoさん。
そうそう、泥まんじゅうを食らうマヤでした!ディカプリオも、白目をむいてモグモグしてほしかったな〜。ホント、焼いたら日本酒に合うのにねぇ。
gorota@sjさん。
坂本龍一さんの音楽も素晴らしかったですよね。監督からの指示が「間をもたせろ」とのことで、不安定な感じが主人公の心理によく合っていたと思います。たしかにディカプリオは、ブラピ、ジョニデ、トムとは、ステージが違う男優さんんですね。3人も、いつかヨゴレ演技をぶちかましてほしいな。
by のむら (2016-05-02 21:28)
疲れました…。
見てるこっちも3日間くらいサバイバルした感じです。
映画館の中だけど。暖かいけど。
映画を見てる最中は、この後食事なんて無理ー!
と思いましたが、お肉を食べにいきました。牛肉のお寿司をいただきました!
by それいゆ (2016-05-07 11:06)
それいゆさん。
うわ〜、観賞後にお肉ですか!うらやましい。それが生肉だったらディカプリオの気持ちになれて良いかもしれませんね。もしくは馬刺とか。しかし牛肉のお寿司って、そんなものあるんですね!
by のむら (2016-05-07 16:29)
厳しいサバイバルだった割りに生肉効果か?
やつれてませんでしたね。レオ様。敵役?のトムハのことは
My boyと呼んでお気に入りのようでした。
パーリーピーポー病をうつさないでほしいですw
なんか救いのないシーンが続く中、インデアンな人たちの長髪みながら
「インデアン、禿げてない」とつぶやきながら見てしまいました。
自分ら禿げてないのに、他人の頭ははいじゃうんですねぇ
by stonkovic (2016-05-12 09:07)
stonkovicさん。
そうそうディカプリオ、やつれてませんでした!裸になるシーンもいくつかありましたが、しっかりお肉はついてましたね。生肉効果だと思いたいです。トムハって社交性がない、みたいなことを聞いたのですがディカプリオにはなついているのかな。趣味は全く合いそうに見えませんよね。言われてみればインデアンな人たち、自分は禿げてないのに他人の頭をはいでました。ヤな趣味ですよね。
by のむら (2016-05-12 20:33)
しつこくてごめんなさい(T_T)
これも外出自粛中に観ました。
レオ様主演男優賞納得!の迫真の演技でしたね。
クマ怖い!痛い!痛い!な映画でした。
防災セット買っておこう・・・。
by かつかつ☆ (2020-05-18 15:55)
かつかつ☆さん。
初めて観たんですね!これは見応えがあったと思います。クマのインパクトがすごいですよね。この作品内容はもう大体忘れてしまいましたが、クマの場面はまだ覚えています。僕も防災セットを買おう買おうと思って、忘れてる〜。
by のむら (2020-05-18 21:29)