「チャッピー」★★★☆ [映画日記]
作ったのは、「第9地区」の監督ですよ。
あのCGマニアさ!
さすがマニア、この「チャッピー」も、ロボットの表現が隅から隅までリアルで素晴らしかったです。
相変わらずだよ、アンタ!
登場するロボットは2種類。
二本足で歩くハイテクな警察ロボットと、無骨で古臭いとされる戦車っぽいロボットですよ。
どっちも80年代の映画、例えば「ターミネーター」とか「ロボコップ」とかに出てきそうなデザインでカッコいい〜。
どっちかっていうと、戦車っぽいロボットのほうが好きかな。
デカくて業務用っぽいところが野生的。
そんで明らかに燃費が悪そう。
ありゃあ逆・プリウスだね!
そして自分で操縦できるところが楽しそうでした、ドローンだかベローンだか何だかみたいで!
爆弾の描き方もアニメみたいでカッコいい。
この監督って、いつも爆弾をカッコよく見せるんですよね〜。
そういうこだわり、良いと思います。
その火薬へのこだわり・・・まるで花火職人でした!
部屋で掃除をするロボットも、おもちゃみたいでカワイイ〜。
なにあのガラクタ!(←ホメ言葉)
この映画からは、「ロボが好き、メカが好き」・・・そんな気持ちが溢れております。
この監督は、いい大人ですが、きっと心は小5だネ!(←そんな大人もどうかと思いますか)
主人公のエンジニアを演じたのは「スラムドッグ$ミリオネア」で主演して、一発当てたインド人男優。
名前はナントカって言うインド人ですよ。(←そろそろ名前を覚えてやんな)
頭の良い役でした。
インド人は頭が良いからネ!
多いよね、エンジニアにインド人。
変ったよネ、インドのイメージも。
インドと言えば、昔はカレーだったのにさ〜!(←イメージが偏りすぎですか)
今回の作品。
ロボが派手なアクションを披露しておりますが。
結局は、主人公のインド人エンジニアと同僚とのトラブルを描いております。
「アイツの給料、オレより高い」みたいな話。
ちょっとした嫉妬ですよ、オフォス内ジェラシー!
インド人に嫉妬する同僚役は、なんとヒュー・ジャックマンでした。
まずは、ヒュー・ジャックマンがいるオフィスって、いいよね!
なんだか楽しそうに仕事ができそうだし、ミスをしてもヒューがカバーしてくれそう。
「その残業、このオレが代わりにやってやんよ!よこしな!!」って笑顔で書類を受け取ってくれそう。
そして上司に怒られた晩には、お酒をおごってくれそう。
「くよくよすんな。今日は思う存分、飲み食いしな!お代は全部オレが払ってやんよ!!」って笑顔で肩を叩いてくれそう。(←都合のいい妄想ですか)
その、さわやかなイメージを払拭。
今回のヒューは、陰でコソコソと同僚の足を引っ張ってます。
あの、さわやかなはずのヒューが、同僚の様子を覗き見。
物陰から双眼鏡!
そして同僚の失態を上司に報告。
あのヒューがチクリ屋に!
なんかもう、役名はヒュー・チクリマンでいいかもよ。
ギャングママのまさかの母性に泣かされました。
ギャングパパの名前・ニンジャもどうかと思いましたが、履いていたハイテンション・パンツ、あれはどこで売ってるのでしょう。
by よんよん (2015-05-31 01:08)
「チャッピー」は、やっぱりチャッピーのキャラが良かったですよねえ。あのロボットのCGI、本当に良く出来ていると思いました。チャッピーが不良たちにいじめられるところとか、マジで悲しくなったりしましたから。
でも、「チャッピー」、アメリカでは評判良くなかったんですよ〜。興行的にも成功しなかったし。「センチメンタル過ぎる」とか「陳腐だ」とか、そういうキビシイ言葉が多かったようですが、「第9地区」がセンチメンタリズムを排除した映画だったからといって、ブロンカンプはそういう作家!と決めつけられてしまったみたいで残念でした。
by culvergirl (2015-05-31 02:46)
第9地区の監督!..ということで観てまいりました。メカ部分は第9地区に似てましたがが、全体の雰囲気としては、ハードでグロいとこに、今回はほっこり要素がやや多めに、意図的に盛られていたような。極悪なギャングが、終盤では、さらにその上を行く、しかも強い超極悪キャラ(=ジャックマン。ユニークな髪形でしたね..)の登場で、すっかりいいもん扱いになっちゃったり。話の要となる人工知能の扱いも面白かったです。人間との共存とか、あるいは人間を超えて敵になっちゃうとか、従来のありがちなものではなく、まさか人間とAIがホニャララしちゃうとは。あれは思いつかなかったです。永遠の命が落としどころとは。そういえば、第9地区でも最後には主人公がエイリアンに変態してましたが(ラストシーンはなかなか切なかったです..)、混ぜちゃうのがお好みなんですね~あの監督は。
by すだち (2015-05-31 06:40)
よんよんさん。
パンツの柄が、日本語でハイテンション・・。笑
あのパンツが出てきたときは、劇場内がどよめきました。お客さんは、みんな「え〜ハイテンションて・・」って思ったのでしょうね。でもまあ、日本語を使ってくれて、基本的にはうれしいです。
culvergirlさん。
こういう映画って、観ている途中「ロボットがかわいそう」と思った瞬間に、監督の勝ちなんでしょうね。僕もチャッピーが不良にイジめられてたときから、チャッピーに魅了されてしまいました。そういえば「第9地区」も、エイリアンの子供が出てきて「あの子供がかわいい」と思った瞬間から魅了されてしまったんですよね〜。
この映画、日本でもあんまりヒットしていません。良いと思うんだけどな〜。残念です。
すだちさん。
そうそう、今回「第9地区」の監督は、ライトユーザーを意識して作った感じがしました。もうちょっと柔らかくしたら、もはや「ベイマックス」ですよね、コレ。誰もが認める大監督になってほしいですが、あんまり柔なことをしてほしくないし。さじ加減が難しいですね。
そういえば「第9地区」も最後は変態してましたね。ああいう展開が好きなんでしょうね。
by のむら (2015-05-31 13:31)
う~ん、結構面白かったんすけども、なにしろあのギャング同士の抗争の原因そのものがなんか曖昧模糊で、金を運んでてなんかまずって金返せ!だったんか、良く分からず、おまけに凶悪なギャングだったはずのママ一味が時々いい人になっちゃって首尾一貫してないところがが気になってちょっとイラつきました。だってチャッピーが苦しむ元々はママが強盗をする為にロボットのリモコン奪えばっていったとこから始まったんでしょ。
『第9地区』では無名の役者しか使えなかった監督がジャックマンとか貫禄十分シガニー姐ゴをつかえて出世したねと思ったけど、ヒューがあまりに単細胞すぎてちょっと苦笑。
あんな風に人間がロボットにパラサイト(じゃないか)して延々と長生きするなんて嫌だなぁと最後は思いましたけどね。
実はこの映画豊洲のユナイテッドシネマで「4D]で見たんすよ。映画館じゃ初の4D体験だったけど正直選択間違ったね。もっと面白楽しい冒険アドベンンチャーでみたかったす。
by ちびまま (2015-06-03 14:02)
ちびままさん。
4Dなんてあるんですね!良い体験なさいました。でも、おっしゃるとおり、チャッピーじゃない作品のほうが効果的かもしれませんね。
確かに冒頭のギャング同士の抗争って、あってもなくてもいいエピソードですね〜。
by のむら (2015-06-03 21:51)