「MAD探偵 7人の容疑者」★★★☆ [映画日記]
ジョニー・トー監督作ですが。
ボクちゃんが抱くジョニー・トー作品のイメージは、「硬派な犯罪バイオレンス」なんだけど。
今回は一味違うよ〜。
お味を変えなすったよ、おにぎりに、ほんだし入れたみたいに大胆に!
ファンタジー風味っつーか、スピリチュアル風味。
だって主役の探偵。
なんと、人の人格が目に見えるのです。
劇中キャラの1人には人格が7つ。
つまり役者が7人いるんです!
つまり撮影時のロケ弁も7個。
支払うギャラも7倍かい!
チッ、高いんだよ!!(←経理の人かい)
移動するたび7人がゾロゾロついてくるのです。
浜崎あゆみの御付きの人みたいにね!
そのうちの誰かが、重い荷物でも持ってくれりゃあ助かりますが。
玄関のカギを開けるとき、バッグを持っててくれりゃあ、そりゃあもう助かりますが!
なかなかそうはいきません、実体がありませんので。
まさに守護霊状態。
守護天使みたいなもんですよ、ミカエルだかザビエルだか何だか知んないけど!
見えてしまう人格の中には、たいていの場合、ツンとした頭脳派の女性がいて、他の人格に命令してるのが面白い。
みんな背中に、蓮舫をしょってるようなもんですよ!
男性にしてみればキツい話です。
蓮舫なんて降ろして、楽になりたいだろうな〜と同情してしまいました。
主役の探偵にも1人、幽霊みたいに女性がとり付いてるんだけど。
なんかもう、ホントうるさいご婦人で。
会話を邪魔するかのように、まな板に包丁叩きつけて爆音。
洗濯する時もわざわざ音たてて…。
その態度は、まるで「お父さんとケンカしたときのお母さん」さ!
というわけで、いたるところで女性がウザかったです。
監督は、何か女性に恨みでもあんのかも。
買い置きのプッチンプリンを、勝手に食べられたとかさ〜。(←子供かい)
本編終了後に特典として、監督のインタビュー映像が流れたんだけど。
主人公の探偵のキャラクター設定は、ゴッホを参考にしてると言っててビックリ。
画家かい!
なんでも「ゴッホが殺人事件を捜査したらどうなるか」を、この映画で表現したんだってさ〜。
日本人に例えるならば、ジミー大西が殺人捜査をするようなもんですよ!
普通こんな奇抜なアイデア、思い付く〜?
いやいや、思いつきやすまい。
ボクちゃんなんて、お口を開けて上向いて、一日中ボケ〜っとしてても何一つ思いつきませんよ!(←バカボンかい)
海外の刑事ドラマや映画でも、事件の捜査をするのは大抵が変わり者。
脚本家が知恵を絞って、変わり者キャラを創りあげてますが。
MAD探偵に比べたらみな凡人。
凡ちゃんさ!
もうハリウッドもネタ切れっなのかもよ〜。
…そう思っていたら早速、「MAD探偵」がハリウッドでリメイクされるという情報が!
フン、やっぱりな!
視覚的に楽しめる話だから、ハリウッド映画のネタにピッタリと思ってました。
この映画は、ハリウッドの食い付きが非常に良いタイプ。
猫がまっしぐらに食い付いていく、カルカンみたいな映画なのである。
なるほど「カルカン映画」ということですなw
ではうちの猫もまっしぐらでしょうなぁ。
そして私もそそられましたが、静岡上映してないし~。
ジョニー・トー「ターンレフト。ターンライト」という絵本を題材の映画が以前あって、それはなかなか面白かったです。ちょっとうそ臭い映画でしたが^^
(うそ臭い→ファンタジー濃ゆい)
by もももんがが (2011-02-25 16:50)
もももんががさん。
絵本を題材にした作品もあるのですか〜!
いや〜、お詳しいですね!毎度勉強になります〜。お宅の猫ちゃんもカワイイし〜。
「マッド探偵」は東京でも1館でしか上映してませんので・・。
スターが出てないし、仕方ないか〜。
by のむら (2011-02-25 22:46)